2011年7月6日水曜日

妄想劇場版

「僕は、大きくなったら、気象予報士になりたいです。明日の天気がわかれば、お母さんも洗濯物で困らないし、遠足のときも安心だからです。そしてみんなの役に立てれば、僕も嬉しいと思うからです」
「はい、良く出来ました。じゃあ次は――」


そうして俺は気象予報士になった。
あの頃の自分がもし目の前にいたら喜んでくれるかもしれない。
けれど俺は笑うそいつの顔面をきっと全力でぶん殴るだろう。
そして教えてやらなくちゃいけない。
「気象予報士にだけはなるな」と――。




【天気予報戦争‐Weather report Wars‐




それは世界の命運をかけて闘った
 予報士たちの三日間の物語――


「そんなっ!このデータからどうして降水確率0%なんて言えるんだ」
「データにばかり頼るな若造!お前の身体はなんのためにある!」


――対立


「春ちゃんが一番可愛いよな」
「小夏ちゃんの足元にも及ばねえよ」
「ロリコン乙」


――友情


「プロジェクトは最終フェーズ、天気告知に移行する」
「待ってください!山田がまだ出張から戻ってません!」
「だからどうした」
「どうしたって・・・、見捨てろって言うんですか!?」


――裏切り


「私は、今から50年後の未来から着たの。・・・この意味がわかる?」
「まさか・・・」


――謎


「報告します!17時時点で、日本中、いえ・・・、我が局を除く世界中全ての機関が曇りのち晴れを発表しています!」
「だが我々の降水確率は覆らん!」
「しかし!」
「責任は私が持つ!・・・世界中に目にもの見せてやろうじゃないか」
「局長・・・」


――そして闘いは


「わかりました」


予測不能の終局を迎える――










「なあ・・・、気象予報士になってよかったって、みんなの役に立ててよかったって、いつかそう思える日が来るのかな」


「そんな日は
    来ないわ」


――Coming Soon

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