「はい、良く出来ました。じゃあ次は――」
そうして俺は気象予報士になった。
あの頃の自分がもし目の前にいたら喜んでくれるかもしれない。
けれど俺は笑うそいつの顔面をきっと全力でぶん殴るだろう。
そして教えてやらなくちゃいけない。
「気象予報士にだけはなるな」と――。
【天気予報戦争‐Weather report Wars‐】
それは世界の命運をかけて闘った
予報士たちの三日間の物語――
「そんなっ!このデータからどうして降水確率0%なんて言えるんだ」
「データにばかり頼るな若造!お前の身体はなんのためにある!」
――対立
「春ちゃんが一番可愛いよな」
「小夏ちゃんの足元にも及ばねえよ」
「ロリコン乙」
――友情
「プロジェクトは最終フェーズ、天気告知に移行する」
「待ってください!山田がまだ出張から戻ってません!」
「だからどうした」
「どうしたって・・・、見捨てろって言うんですか!?」
――裏切り
「私は、今から50年後の未来から着たの。・・・この意味がわかる?」
「まさか・・・」
――謎
「報告します!17時時点で、日本中、いえ・・・、我が局を除く世界中全ての機関が曇りのち晴れを発表しています!」
「だが我々の降水確率は覆らん!」
「しかし!」
「責任は私が持つ!・・・世界中に目にもの見せてやろうじゃないか」
「局長・・・」
――そして闘いは
「わかりました」
予測不能の終局を迎える――
「なあ・・・、気象予報士になってよかったって、みんなの役に立ててよかったって、いつかそう思える日が来るのかな」
「そんな日は、
来ないわ」
――Coming Soon
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