2009年11月30日月曜日

君を思えば血路に咲く、左胸の花となれ

 今朝、兄からメールが来て、実家で飼っていた猫が亡くなったことを知らされた。ルネという名の白猫で、太っていてノロマくせにいつも家の外に出たがって、そして時々ケンカをするのか怪我をして帰ってくることも多い猫だった。ご飯を要求するときばかり愛想が良くて、あとはいつもふてぶてしくて、バカで、ネズミ取りに引っ掛かったこともあるくらいで、だけどかわいい猫だった。とても良い猫だった。

 それで久しぶりに、生き物って死ぬんだっけって、感覚として思い出した。それは今まで会った人全員がいつかいなくなるってことだ。ついでに自分もいなくなる。それがルールだから、仕方がない。そして死んだらもうそれっきり。あの世とか来世とかを信じる信じないにかかわらず、それでおしまい。

 だから、できるだけのことをしなくてはいけない。できることがあるうちに。できることが全部すんだら、満足したら、死ぬのもいいな。生き物の強みは、死んでしまえることだし。

 けれど勝手なもので、自分に対してはそう思うものの、自分以外の生き物に対してはずっと永遠に生きていて欲しいとやっぱりどこかで思ってしまうのも事実だ。きっと死後に関する迷信も、ある程度はそんな思いで作り上げられたのだろう。

 だけどそれも無理だから、まったく文句の一つも言いたくなるって話。ああ、もう、ちくしょう。

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