2011年3月5日土曜日

「変身だ!」

今日の信号機

我々はその日常生活においておよそ変身というものはしない。もちろん、仕事とプライベートでの衣服の変更や、女性であれば化粧によってそれなりに変化することはあるだろう。しかしそれは変身ではない。ここで言う変身とは主に原色のスーツが体中にへばりつき、結果として身体能力が向上するようなアレである。

そんなことをするような人間はいない、そもそも現実的ではないし、せいぜい役者が演技でそうするくらいだ、と大方の意見はこんなものだろう。しかし、少なくとも日本人の半数くらいは幼い頃変身ごっこをしたことがあるのではないだろうか。変身できることに対する憧れはかなり多くの人が持っていたはずなのである。ではなぜ、日常生活において誰も変身しないのだろう。満員電車に乗っているとつくづく思うのだ。どうしてこんなにたくさんの人がいるのに、誰一人変身していないのだろう。おかしい、こんなの間違っている。このままでは日本が危ない。いまこそ変身できたらいいなあ!と。

それにも関わらず誰も変身しないというからには何か理由があるのだろうか。では、誰もが変身できる世の中というものを想像して、そのことの欠陥を考えてみよう。

・表情がわからなくなる
→しかしこれは、杞憂だと思われる。確かに変身すると顔で感情を表現できなくなるが、その分強化された身体能力を活かして、ボディランゲージを発達させれば良いと思う。それに、既存のヒーローたちは案外互いに何を思っているか分かり合っているふうなので、もしかしたらそういう能力も付与されるものかもしれない。

・5色揃わない
→これは確かにその通りで、おそらく赤たちはだいたい赤でグループを形成するし、緑とかも同様、ただし青や黒はお互いに嫌悪しあっている、なんてことになってしまうだろう。また、ピンクや白はだいたい赤とくっつくので、他の色たちは僻むことになる。しかしそれは、変身してもしなくても大して変わらない事実なので、受け入れるしかないものと思われる。

・みんなが巨大ロボ呼び過ぎて渋滞
→むしろ呼ばないと踏み潰される危険性が高いのでやむを得ない。

・夏場蒸れるし冬寒い
→これも、みんなが巨大ロボを呼びたがる要因の一つだと思われる。コクピットなら冷暖房完備だし快適だもんね。

・変身してまで倒すべき敵がいない
→ですよね。

変身が日常にあるためには、まずなにより世界征服を企む敵の存在が不可欠らしい。あーあ、誰か企んでくれないかな。征服しようぜ、世界。

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