2011年3月8日火曜日

歯医者と麻酔とチョコクロワッサン

今日の信号機
およそひと月前から痛み出した歯がいよいよ耐えられなくなったので、今日は歯医者へ行った。
多くの人がそうであるように、僕は歯医者に行くのが嫌いだ。理由はいくつかあるが、大きくまとめると恥ずかしいからだ。
「あらー、これはひどいねー」
「こうなる前に来て欲しかったね―」
「ここが、ほら、あーあ」
みたいなことを言われると、情けないやら申し訳ないやらで、消え入りたい気持ちになる。そしてだんだんと、この歯は歯医者さんから預かっていたのに僕が台なしにしてしまった、いっそこの場で全部引きぬいてお返しいたします、さあ早く!いっそその胡散臭い笑顔で「ついでだから頭蓋骨ごと取っちゃいましょうか」とか言えよ!といった感じの妄想にとらわれていく。
それが嫌だから痛みを無視して歯医者を避ける。そしてその期間が長ければ長くなるほど、より歯医者に付け入る隙を与えてしまうことになる。結果、より歯医者が嫌になる経験をする。まあ、ありがちな構造だ。

そんなわけで戦々恐々としながら歯医者へ行ったのだが、意外なほどドライに接してもらえて治療もあっけなく終わってしまった。いや、僕ぐらいの被害妄想erになると、「なるほど、どうせ僕みたいな心身虚弱なクズが来た場合は気を遣ってこういう対応をしているんだろう。ごめんね!無理させちゃって!」程度のことは瞬時に思うけど、それにしたって比較的苦痛ではなかった。
その上治療が全く痛くなかった。当然麻酔はしてもらったのだけど、その麻酔自体も、え、いつの間に?みたいな詐欺師もびっくりの痛みの無さだった。もしかしたら本当に詐欺師だったのかもしれない。歯は治ったからいいんだけど、知らないうちに細菌を脳に植え付けられてて、無意識に歯医者の口座に金を振り込むマシンにされていたらと思うと若干怖い。

ところで麻酔を打たれるのは、わりと好きだったりする。打たれたあとに麻痺している箇所を触るとぷにぷにして面白い。それに動かすと、その箇所だけ感覚がないため、その箇所がより強調して意識される感じも楽しい。
それを存分に楽しもうとすると、麻酔がかかっているにも関わらず物を食うという暴挙に出ることになる。そしてそんな暴挙に出ると血を流す事になる。僕はそうなった。昔。血だらけのチョコクロワッサンを食った。
それにも関わらず、以来、麻酔が切れてあの妙な気持ちの悪い違和感に襲われだすと、なぜだかとてもチョコクロワッサンが食べたくなる。血がすごい出てるのに痛くない!という経験が、誤った学習をもたらしたのだろうか。

なんか、ものすごくとりとめもない文章を書いてしまったけれど、これはきっと麻酔のせいだということにしておこう。許すまじ、歯医者。来週もどうぞよろしく。

0 件のコメント:

コメントを投稿