2011年2月9日水曜日

ポケットに罠を忍ばせて

 朝、いつものように目を覚まし、出勤の準備をする。満員電車に揺られ、仕事場へ到着。いつもどおりに仕事をこなし、また電車に揺られ、帰宅。そしてつかの間の自由を消費し、就寝。
 そんな毎日にふと疑問を感じたら、あなたはあなたのために罠を仕掛けるべきだ。

 また、あるいは、あなたがもし他人に対して自分が望む以上の距離を感じ、それを改善したいと願うものの、その解決策が見いだせないというのであるなら、やはりあなたはあなた自身に罠を仕掛けるべきである。

 罠という言葉が気に入らなかったら、悪戯でも構わない。どっきり、サプライズ、何だって良い。つまり重要なことは、未来の自分を少し驚かせてやろう、困らせてやろうとすることである。
 しかしだからといって、例えばいたずらに保険証を切り刻んでみたり、夜中のうちにメガネを粉砕しておく、などといった行為は日常に大きな支障をきたすため避けたほうが良い。この世には良い罠と悪い罠というものが存在するのである。

 では良い罠とは何か。その条件を以下に羅列しようと思う。
 “良い罠十か条”
 1.いかなる罠によっても何者かの生命を奪うものであってはならない
 2.罠がもたらす影響が長く尾を引くものであってはならない。
 3.罠は、それが罠だと悟られても良いが、その気づきが遅れるものほど良い。
 4.罠が罠と悟られるとき、同時に解法までをも悟られるようなものであってはならない。
 5.罠は超自然な方法、あるいは不可思議な魔力を使ったものであってはならない。
 6.罠に中国人を登場させてはならない。
 7.罠を仕掛けるのに預金が尽きるほど散財してはならない。
 8.罠のために食べ物を粗末にしてはならない。
 9.自分に罠を仕掛けていることを他人に見抜かれてはならない。
10.備考/その他

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